私 (ILab-01) が積読していた本を読破して成仏させるための企画です。私が飽きるまで続きます。
RISC-VとChiselで学ぶ はじめてのCPU自作
今回はこちら。
リンク
良かった点・特徴など
RISC-Vの仕様をプログラムの形で理解できます。つまり、RISC-Vの仕様が腹に落ちてくるように理解できます。
前回紹介したRISC-Vの仕様に関する本は、辞書的に使うことには良いのですが、仕様を腹に落ちるレベルまで理解したい場合には向いていない気がします。
そこで、前回の本と合わせて読みたいのがこの本です。
特にこの本では、CPUをFPGA等の物理的なボード上ではなく、シミュレータ上で動かすことで解説するため、特別な機材が無くても学べます。
ただひとつ、ちょっと厄介な点があります。
それは、Scalaというプログラミング言語を拡張したChiselという言語を使っているため、最初は言語仕様に戸惑うことです。もちろん、その言語の解説は今回の本にも記載されていますが、いざ自分でCPUを作ろうとすると躓きます。
なぜかというと、Chiselは高級言語の顔をしたVerilogのようなものであるため、クロックの動作とレジスタのデータ記録タイミングを意識できないと、プログラムで記述した動作が思い通りに動かないからです。
そこで、Chiselに関する解説書を紹介したいのですが、それはまた今度。
コメント