先見の明がある人が出てくる実話の映画まとめ

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こんにちは、ILab-01です。
突然ですが、偉業を成し遂げる人や先見の明がある人ってどんな人なのでしょうか?
なれるものならなってみたいと思いませんか?

そこで、偉業を成し遂げた人や先見の明がある人の共通点を探るため、そのような人が出てくる実話をもとにした映画をまとめました。
また、私が個人的に得た気付きや感想も書いていきます。

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

現在のコンピュータの基礎概念となる「チューリングマシン」を提案した数学者アラン・チューリングの人生を映画化したものです。

戦時中に敵国の暗号通信の解読プロジェクトに関わることになるのですが、他のメンバーとは異なる当時としては奇抜なアイデアで暗号を解読します。

得られた気付きとして、どんな天才でも仲間の存在や仲間への謙虚さが大切である、ということがあります。

チューリングさんは最初は自分の暗号解読手法に過剰な自信を持っており、傲慢にふるまっていました。
当然、他のメンバーからはよく思われていませんでした。

しかし、ある時、1人の女性がメンバーに加わります。
そして、その女性が仲間と協調して働くことの大切さを語ったことで、チューリングさんは仲間と協調して作業を進めることを学びます。
その心構えのおかげでチューリングさん自身の身が救われることもありました。

得られた知見: 謙虚に、仲間は大切に

ビューティフル・マインド

こちらも天才数学者の話です。
この人が何者かというと、ジョン・ナッシュという方で、ナッシュ均衡と呼ばれる理論を提案した方です。

ナッシュ均衡は理解をするのが難しかったのですが、「数に限りがあるものを複数人で奪い合う状況では、最も良いものを奪い合うのではなく、最も良いものを無視した上で、そこそこ良いものを分け合えば全員が平均的に得をする」という理論だと理解しました。

この映画からは、目標を掲げることが大切である、ということを学びました。

この方は、「この世の法則を説明する1つの数式を発見すること」を目標にしていました。
目標を立てることの大切さは、昔見たニュースでスーパーコンピューターの開発者も語っていました。「良いものを作れば1番になれるなんて甘い世界ではない。目指さなければ1位はとれない」と。

そんなふうに、世界の先端を行く人は大きな目標を掲げているような気がしました。

もう一つ感じたこととして、「直感を大切にすることが重要」というものもあります。
ナッシュさんは自分の感性を大切にしていたように見えました。
直感の大切さは天才ではない一般人にも言えるかどうかは分かりませんが、頭の片隅に置いておいてもよいかなと思いました。

得られた知見: 目標を立てることの大切さ。
+ 自分の直感を大切にすること (ただし、天才に限る???)

マネー・ショート

この映画は、リーマンショックで株式相場が暴落していたときに、その暴落を事前に察知して逆に利益を得た3組 (正確には4組) の人たちの物語です。
3組の人たちの物語がそれぞれ並行して語られています。

はじめに、リーマンショックについて簡単に説明します。
ある時、アメリカの金融市場では、利益が得られる可能性が高い金融商品とそうでない金融商品 (債権など) を混ぜてセット売りにすることで、売れない金融商品を売れるようにする手法が流行りました。
その後、利益を得られる可能性が低い方の金融商品の質がどんどん落とされていきました。
具体的には、借金を返すことができないような人にお金を貸し付け、その債権をセット売り商品に混ぜました。いわゆる、サブプライムローンを混ぜたのです。
つまり、売り手側は「セット売り商品はよい商品ですよ」という嘘をついて売っていたのです。
そしてその後、実際に借金を返してもらうことができなくなり、セット売りサービスを提供していたリーマン・ブラザーズという投資銀行が倒産し、「次はどこが破綻するのか」と金融商品の信頼が低下したことで相場が暴落しました。

映画の中で最初に上記の嘘を見破った人は、相場の歴史の知見から嘘を見破っていました。
このことから、その分野の歴史は学ぶべき、という知見が得られます。

2番目の人は、1人目による嘘の見破りを偶然小耳に挟んだことで嘘を見破りました。
ただし、2番目の人が凄かったのは、「本当に嘘なのか?」ということをすぐに自分の足で調査したことです。
このことから、気になったことはすぐに調べるべき・取り掛かるべき、という知見が得られます。

3番目の人は、金融市場で嘘がつかれている可能性をどこかのブログで読んだことがきっかけで、嘘に気付きます。
この人も自分の足で「本当に嘘か?」を調べているのですが、常に自分の分野について調べている、ということが大切な点ではないかなと思いました。

最後に、面白い点ですが、2番目の人も3番目の人も「本当に嘘か?」を調べるために、同じ場所に向かうことになります。
その場所は、金融市場の動向の最新情報が集まる場所 (ワークショップ?) です。
このことから、最新情報が集まる場所に行く・触れることが大切であると感じました。

得られた知見

  • 自分の分野の歴史を学ぶことが大切
  • 気になったことはすぐに調べる・取り掛かることが大切
  • 常に自分の分野の情報について調べていることが大切
  • 自分の分野の最新情報が集まる場所に行く・触れることが大切

陽はまた昇る

こちらは、1人の日本人がビデオデッキの開発を引っ張っていった時の物語です。

ここまでで紹介した人たちは、どこか天才的な感じがしたり、外国の文化が入っていたりして、なじみの薄い人たちでした。
しかし、この映画に出てくる方は日本人であり、高卒であるという点でもとても親しみの湧く感じがしました。

この映画に出てくる人は人情あふれる人で、高卒の人も学歴の高い人にも謙虚に接する方でした。
また、ビデオデッキの規格を世界に公開して共通化を目指したという点で、人類全員の利益を考えられる方だったんだなと感じました。

このことから、謙虚かつ仲間を大切にすること、多くの人のために行動すること、の2つが大切ではないかと感じました。

まとめ

以上の話から、偉業を成し遂げる、または先見の明がある人になるには、次のことが大切ではないかと感じました。

  • 謙虚であること、仲間を大切にすること
  • 自分の分野の歴史を学ぶこと
  • 気になったことはすぐに調べる・取り掛かること
  • 常に自分の分野の情報について調べていること
  • 自分の分野の最新情報が集まる場所に行く・触れること
  • 多くの人のために行動すること

余談1: すごいけど奥さんはもっとすごかった人

本人もすごいが、奥さんの支えがとてもすごい人もいました。

映画というよりはNHKの朝の連続テレビ小説で、チキンラーメンを作った人の物語です。
テレビで見た方も多いのではないでしょうか。

本人の発想力自体もすごいのですが、「何でそこまで支えることができるの???」と思えるほどに奥さんが頑張っています。

余談2: すごいけど受け入れられなかった人たち

偉業は成し遂げているものの、個人的には受け入れられなかった人もいました。

ソーシャル・ネットワーク

Facebookを作った人の物語です。
ザッカーバーグさんには悪いのですが、思いやりがないような、人を馬鹿にしたような発言が目立ったため、受け入れられませんでした。

スティーブ・ジョブズ

アップルコンピュータの創業者の話です。

現在の形のパソコンを世の中に広めたという意味では偉大だったと思います。
しかし、人に暴言を吐いたり、人をひどいモノのいい方でグビにしたりした点で、傷つけた人が多すぎたかなと思いました。

個人的には、現在の形のパソコンそのものを作り上げたスティーブ・ウォズニアックさんやそのアイデアをいち早く考えていたパロアルト研究所の人たちの方が尊敬できると思っています。

博士と彼女のセオリー

ブラックホールの仕組みについて知見を残したスティーヴン・ホーキング博士の物語です。

研究成果はすごいと思いましたが、もう少し奥さんを大切にしてほしかったです。

おわり。

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